泣けるまぁちゃんねる

泣けるまぁちゃんねるでは 泣ける話し 感動する話し 素敵な話し 優しい気持ちになれる話し 心温まる話し そんな話しを紹介するブログです

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

大輝くんのクジラ




東京ディズニーランドのそばにあるシェラトン・グランデ・トーキョーベイホテル。

その屋上に、クジラの絵が描かれているのをご存知ですか?




沖縄の少年・石川大輝くんは4人兄弟の末っ子で、当時は小学校2年生。

「家族全員でディズニーランドに行きたい!」という大輝くんの夢でした。

しかし大輝くんが抱えていた病気は、神経芽細胞腫という交感神経にできる小児がんのひとつでした。

5歳で発病し、それからは入退院を繰り返していました。




たまたまボランティアさんの中に、このシェラトンのホテルの重役さんと知り合いの方がいて、夢の実現のために協力をお願いしたところ、宿泊料を無料にしてくれたのでした。

しかも、当日はホテルの前で大勢のホテルマンが一家をお出迎え。

部屋にはボランティアさんとホテル従業員の手によって、にぎやかに飾り付けがほどこされていました。

ディズニーランドをめいっぱい満喫して、3日目の朝。

ホテルが用意してくれたリムジンの到着をロビーで待っているときのことでした。

大輝くんは、こう言いました。

「大人になったら、シェラトンホテルの社長になる」

大輝くんは「シェラトンホテルの社長になって、たくさんの子どもたちを泊めてあげたい」と話していたそうです。




シェラトンからメイク・ア・ウィッシュに電話がかかってきたのは、1年後のことです。

「一般の人から総支配人を任命して、1日社長をやってもらうというプログラムをつくったのですが、その第1号を、ぜひ大輝くんにお願いしたいんです」

羽田空港に迎えにやってきたのはピカピカの社長専用車。

ホテルに着けば、社員の方々がズラリと並んで待ち構えています。

ホテルがこの日のためにわざわざ仕立てた小さなスーツに着替えると任命式、続いて重役会議。

ジャケットを羽織った大輝くんは、すでにカチンコチンに緊張しているようでした。

「社長、なにかご提案を」

重役会議ではホテルに対して提案をしてくださいと、あらかじめ大輝くんには伝えられていました。

「飛行機の窓からシェラトンが見えたんだけど、飛行機からシェラトンホテルってわかるように、屋上に絵を描くといいと思う。子供が喜ぶような…夏ならクジラ、冬なら雪だるまの絵」




大輝くんの発言に、「そういう発想があったか」

「とてもいいアイデアだ」と、会議室は一気に沸き立ちました。

2001年の7月。

それは体感温度が40度を超えた、とてもとても暑い日のことでした。

テレビを観ていたら、偶然、そのニュースが流れたのです。

「シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテルの屋上に、従業員によって体長20メートルのクジラの絵が描かれました」

たくさんの人々がペンキで色を塗り、照りつける太陽の陽を浴びながら、こぼれる汗を拭い、休むことのない数々の手…

もちろん、大輝くんのもとにもクジラの絵が実現したことは伝えられていました。

「絶対に見に来てね」と、宿泊券つきで。

「元気になったら行く」

そう言ったまま、クジラの絵が完成して3ヶ月後、大輝くんは絵を見ぬまま、11歳の若さでこの世を去りました。




その後、この大輝くんのクジラの絵のことは、『大輝くんのクジラ』という絵本になりました。




メイク・ア・ウィッシュは、「難病の子供の夢をかなえる」ことを唯一の目的とした国際的なボランティア団体です。

その中の活動により実現した話しの一つを紹介しました。
  1. 2012/10/17(水) 23:27:11|
  2. 泣ける日記
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<バスと赤ちゃん | ホーム | 間違いを認める>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://fc2marchan.blog.fc2.com/tb.php/134-447c49b4
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。