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最後のサンタクロース

クリスマスにまつわる、泣ける話し、感動する話しを連続で紹介しましたが、最後に、切ない泣ける話しを紹介します




ティアラサンタ(←引用ブログの方です。今回紹介を承認してくださいありがとうございます)から皆さんに何かプレゼントをしたいのですが、いいものが思いつかないので、代わりに忘れられないクリスマスの思い出でも語ろうかと思います。




ネイリスト時代のお話です。

ネイルサロンにとって、12月は超繁忙期です。

朝から晩まで予約はパンパン。

休憩はおろか、トイレにすら行く暇がありません。

季節柄、新規のお客様も大勢いらっしゃいますから、正直言って全てのお客様を覚えていられるわけではありません。

でも、どうしたって忘れられないお客様も何人かいらっしゃいます。

その方は、そんな中のお一人です。

新規のお客様で、下の名前は「アカネ」さんでした。

予約の時間ぴったりに、その方は現れました。

すごくキレイなお母様に連れられて。

そう、その方は、まだ4歳の女の子でした。

お母様によく似て大きな目をした、ほっぺたの赤い、かわいらしい子でした。

そのお母様は、おっしゃいました。

「今日は、この子の爪をキレイにしてあげてほしいんです。」

「かしこまりました。では、簡単にお爪の形を整えてから、カラーリングしましょうか?」

「なんか、描いてほしいものがあるそうなので、アートもお願いします」

その子は、「たまごっち」の絵本を持ってきていました。

そこで、「たまごっち」のキャラクターを、3本の爪に描くことになりました。

アカネちゃんの隣にお母様に座っていただき、施術を進めていったのですが、その間分かったことがありました。

アカネちゃんは、口がきけないのです。

表情も変化がなく、ただお母様が一方的に話しかけているような状態です。

でもアカネちゃんは、興味深々といった感じで、あたしの手元をじっと見つめています。

その横でお母様が、「ほら、アカネ。すごいね。こんな小さな爪でも、たまごっち描けるんだね」といった感じで、優しい笑顔でアカネちゃんに話しかけ続けています。

お母様のおっしゃっていることはアカネちゃんにも聞こえているらしく、たまにお母様の方に目を向けては、また視線を手元に戻します。

間もなく、4歳の女の子の小さな爪の上に「たまごっち」のキャラクターが完成しました。

その女の子は両手をパーにした状態でじっとその爪を見つめていました。

お母様は「ありがとうございます。すごく気に入ったみたいです。よかったね。アカネ」とおっしゃいました。

そしてお会計が済みお見送りの際に、アカネちゃんの目線に合わせてしゃがみこみ「ありがとう」と挨拶すると、アカネちゃんはあたしの膝に両手をパーにした状態でのせました。

それは、アカネちゃんなりの「ありがとう」の表現なのだと思いました。

なので「どういたしまして。よかったね、キレイになって」と笑顔で返しました。

するとアカネちゃんはあたしに背を向け、お母様に連れられて去っていきました。

表情や言葉などの表現方法ではないけれど、アカネちゃんにたくさんの「ありがとう」をもらった気がして疲れがふきとんだような気がしました。

その日は、クリスマスイブだったのを覚えています。

これだけなら、いい思い出で終わるのですが、これには後日談があります。




確か、年が明けて寒さも和らいできた3月頃だったと思います。

ご予約の合間に、席を立って物販スペースの掃除をしていると、「こんにちは」と声をかけられました。

アカネちゃんのお母様でした。

とてもキレイな方だったこともあって、すぐに思い出しました。

「その節は、ありがとうございました。娘も大変喜んでいました」

「そうですか、よかったです!アカネちゃんでしたよね?お元気ですか?」

そう聞くと、お母様は表情を曇らせました。

「実は、もう一緒にいないんです」

「え?そうなんですか?」

「アカネは今、天国にいます」

その言葉に、わが耳を疑いました。
「アカネは元々生まれた時から体に欠陥を持っていて、入退院を繰り返していたんです。
さすがにこんなに早く逝ってしまうとは思ってはいませんでしたが、そんなに長くは生きられないことも、実は分かっていたんです。
アカネは、私がネイルをしているといつも羨ましそうにずっと見ている子だったので、この前はアカネへのクリスマスプレゼントと思って連れてきました。
ネイルは1週間ちょっとで剥がれてしまいましたが、キレイにしていただいたその日に撮ったネイルアートの写真を、その後もずっと見ていました。
なので、アカネのお棺には、ネイルアートの写真も入れさせていただきました。
それが、この写真です」

そう言って、アカネちゃんのネイルアートのアップの写真と、病院のベッドに座ってこちらを見つめているアカネちゃんの写真を見せてくださいました。

その瞬間、帰り際にアカネちゃんがあたしの膝に両手をのせてくれたことを思い出し、泣きそうになってしまいました。

実は、アカネちゃんは、ご来店いただいたクリスマスイブから1カ月もたたずに、亡くなってしまったそうです。

そして、お母様は、あたしに一言お礼を言おうと思って、写真を持って何度か店頭を訪ねてくださっていたのですが、いつも接客中で忙しそうにしていたからなかなか話しかけられなかったのだとおっしゃいました。

そんなお母様の心遣いにも、感激してしまいました。

数分間お母様と、アカネちゃんの話をしているうちに、ご予約のお客様がご来店になりました。

お母様は、去り際におっしゃいました。

「ネイリストさんって、人に喜びや感動を与えられる、ステキなお仕事ですね。
アカネにとっての最後のサンタさんは、お姉さん(あたしのコト)だったんですよ」

その一言を聞いて、ネイリストである自分を誇らしく思いました。

クリスマスといえば思い出す、ちょっと切ない過去の出来事でした。




という話しです

この元ネイリストさんは普段からいろんな人との出逢いを大切にしているんでしょうね、だからこそ、こうした方からも「ネイリストさんって、人に喜びや感動を与えられる、ステキなお仕事ですね」って言われるんですね

素敵な話しをありがとうございます

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http://ameblo.jp/tiara-madoka/entry-11115882114.html
  1. 2011/12/25(日) 23:59:59|
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