泣けるまぁちゃんねる

泣けるまぁちゃんねるでは 泣ける話し 感動する話し 素敵な話し 優しい気持ちになれる話し 心温まる話し そんな話しを紹介するブログです

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

CA

メディアファクトリーという出版社から、ノンフィクションの「女性のお仕事」というシリーズが出ています。
 
「新幹線ガール」「ローカル線ガール」「百貨店ガール」など。
 
どの本も、働くことに生きがいを感じている女性たちの姿が、いきいきと描かれています。
 
 
 
 
その中の1冊「スーパーCA(キャビンアテンダント)の仕事術」の中から、著者の里岡美津奈さんが体験したエピソードを一部抜粋して紹介します。
 
 
 
 
あるフライトのこと。
 
ひとりのCAから、なかなか担当エリアの離陸準備OKのサインが出ません。
 
 
「何かあったのかしら」と心配で様子を見にいこうとすると、そのCAが困った顔でそばにやってきました。

「ご夫婦のお客様で、奥様のほうが大きな人形をお持ちなのですが、どうしても手から離してくださらず、ベルトが着用できないのです。
 
ご主人と一緒になんどもお願いしているのですが」お客様の席に近づいてみますと、たしかに可愛らしい人形をしっかりと胸に抱いていらっしゃいます。
 
私はお客様と目線を合わせてこう言いました。
 
「お客様の“お子様”ですが、お隣の席に移動していただいてもよろしいでしょうか?」
 
「ええ、分かりました」
 
その瞬間、思い詰めたようだったお客様の表情がやわらかくなり、素直に人形を隣の席に置いてくださいました。
 
ご主人も、そのお客様を実際に担当していたCAも驚いていましたが、お客様も人形にシートベルトをし、無事飛行機は離陸することができました。
 
後日、ご主人からていねいなお礼のお手紙をいただきました。
 
 
 
「実は半年ほど前に、私たちは子どもをなくしております。それ以来、妻は人形をかたときも離さなくなってしまいました。私も気持ちが分かるものですから、ほかのお客様に迷惑をかけていると思いながら、飛行機の中で妻を強く注意できませんでした。でも、里岡さんのあのひと言があってから、妻の気持ちがずいぶん落ち着いたようです。本当にありがとうございました」
 
と書いてありました。
 
とっさに出た言葉でしたが、その人形は私が見ても「お荷物のひとつ」という気がしませんでした。

お客様の様子を見た瞬間、事情は知らなくても何か感じるものがありました。
 
そして偶然にせよ、そのときにかけたひとことが、お客様の何かのお力になれた。
 
それはとてもうれしいことでした。
 
 
 
 
里岡さんは、ANAのピカイチのCAだそうです。
 
これを感性というのでしょうか。
 
感性は、一朝一夕に得ることはできません。
 
常に相手を思いやる心を育むことから生まれます。 
  1. 2012/04/28(土) 23:35:30|
  2. 泣ける日記
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<ブータンの農業の父 | ホーム | キャプテン翼>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://fc2marchan.blog.fc2.com/tb.php/89-4714c21e
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。